まったり、ゆっくり呼吸に合わせて…


バリ/ウブド〜最終日/1996

バリ島後半。おめあてのウブドへ。
絵描き、芸術の村。
この頃日本はバリ島で結婚して移住する女性が増えてちょっとブームになっていました。
ウブドに嫁いだ女性をTVで特集していたり…

90年代の神秘ブーム、癒しブームの先に 日本を脱出して
土着で素朴な信仰が残っている土地に住んでしまった人が少なからずいました。

都市文明の忙しさに疲れた日本人を癒してくれる常夏の島。

そこらへんに皮膚病にかかった野良犬がウロウロしてたりして
決して綺麗ではないですが、懐かしく心あたたまる空気に包まれます。


で、ウブドに行くとお店に連れて行かれて「絵を買え」と半強制的。
ここに限らず今回のツアーガイドさんは何かと店に連れてっては
「買い物して下さい」「何買いましたか?」
ばっかりで、彼にマージンが入るからなのでしょうけど
しまいにはちょっと嫌気がさしてしまいました;
ゆっくり芸術に触れていたいのに金のことばっかりで…
お客をいい気持ちにさせたら最後には買い物しようかな、になるのに
商売ベタなガイドさんだった。

店はそんなで次々出て来る絵に「どれ買ってくれる?」の連続で
もう、あとで必ず何か買うからちょっとゆっくりさせてくれ、と逃げて
美術館が一番ゆっくり絵を見る事が出来ました。
ここは一番素晴らしかった。











ほんとに卓越したアートセンスの持ち主たち


それがお土産物屋でも普通に見られるます。



真ん中の生き物はなんだろう 馬?

あ、絵は結局1枚厳選して購入。
この絵は帰国してから額装して今も家の階段に飾ってますw


こっちはレストランの入口にいた馬

こんな感じの木彫りのミニチュア(30センチくらい)がホテルに売っていたので
買って来ました。白と黒。顔がエキゾチック。
絵本「プンクマインチャ」と同じ顔。
こちらも今もアトリエに飾ってあります。
飽きのこない顔なんですよね。


あ、馬の向こうにガイドのカスティカ君がいたw
彼は元気かいな。










レストランの柱にかかっていたお面が
またおいで^^

ケチャのダンスもとても面白かった
ケチャケチャケチャケチャケチャケチャケチャ…

なんともいえない不思議な魅力と謎が渦巻くバリ島とインドネシア。
キヤの故郷をここにしようかと思っていたこともありました。
ジャングルの奥に何が潜んでいても不思議じゃない気がする所です。






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ジャワ/ボロブドゥール/1996

バリ島から飛行機を使ってジャワ島のボロブドゥール遺跡へ。
8世紀ごろの王朝が作った巨大寺院です。




緑越しのボロブドゥール





周辺の土産物屋台で売っていた壁掛け
ちょっとほしかったけど写真だけにしておいた






入口の向こうに軍の監視員さん






ここも見所は彫刻と仏像です






ネパールもでしたが動物?がユーモラスでなんともいえない




これ、象?
階段の上にも口が。マンガみたいな顔です。
行きたい方向に行きたいだけって感じで自由でいいなあ。

膨大な仏像も勿論見ましたがボロブドゥールはほんと有名なので
ここはさらりと(?)終わっておいて…




また土産物屋めぐり。
馬の彫刻いいなあ。







たたかう虎と…鹿?
ダイナミックでセクシイ!
ほしい!←こればっかり^^;
大きすぎて運べない!





 イカす馬のアートを沢山見ました。
バリ島の人たちは馬が好きみたいです。
騎馬民族だったわけではないだろうになぜなのか…

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バリ1/1996

モンゴルの2ヶ月前にバリ島を訪れました。
この頃は「ルウ・ガル」を連載中。
94年にネパールに行った事で劇的にインスパイアされたといいますか…
海外で現地に直接触れる事で吸収される事の多さに感銘を受けて
95年にはスペインに、96年にはバリとモンゴル、と立て続けに海外に出かけていました。

もっともっと 刺激のあるアートを見たい。
民族の風に触れたい。歴史を感じて時間旅行したい。
この頃の引き出しが長い事作品に栄養を与えてくれて、

バリ島で見たこのバロン↑は「ムジュラ」の巻末の
オリジナルストーリーの怪物のモデルになりました。



しかしこの時は暑くて。
5月でしたが、飛行機から降りた時にムワワン…と来る湿気に
一瞬暗くなってしまった記憶がありますw
数日いたら慣れましたが。



濃密なバリの緑。
ガルの3巻の魔獣の森 ジルフが瞑想していた森。






一日目に訪れた古い寺院

生命力の表現
全てが燃えているようです






日本でいったら狛犬なのでしょうか。
想像上の動物のファンタジー表現がすばらしい
だれが最初にこの表現を考えたのだろう
名前も残っていない芸術家の仕事










寺院を守る精霊達






くぁわいい狛犬 







なんていうお寺だったかな。
名前は忘れてしまった。





街中を車で走っていたら見かけた彫刻。
物語を現しているのかな
ギリシャ彫刻のようでもあります。




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モンゴル3/ナーダム/1996


 
ウランバートルにバスで戻って開会式を見ました。
さあいよいよ今日からお目当てのナーダムだ。
 
ナーダムはモンゴルの国民的行事で毎年7月11日から始まります。
競技は相撲、競馬、弓の三つのみ。
モンゴル人力士の活躍でモンゴル相撲は日本でも広く知られるようになったと思います。
 
弓も相撲も見学しましたが、私達のお目当てはなんといっても競馬です。
ナーダム競馬は少年競馬で、20キロの道のりをほんの小さい子供達が走ります。
いかにも騎馬民族らしい競馬です。
 
20キロ全力疾走して途中で倒れて死ぬ馬もいます。
距離が長いので、馬になるべく負担にならない子供が騎手を努めるという伝統です。
騎馬民族にとって必要なのは強い馬。
この過酷なレースに勝ち残る、生き残るような強い馬を作って残す。
そしてもちろん、優勝は大変な栄誉となります。

 

 
競馬のスタート地点に着くと車とゲルとテントであふれていました。
国中から集まって来てここにゲルを建てて家族で泊まり込む訳ですね。
そして観光客も世界中からやって来ます。

 


出場する馬達。

 


華奢だけど筋肉質
 


ゴール地点に移動。大勢の観客は、
 


みんな馬に乗って観戦。
 


ああ〜1頭ほしい〜〜〜。
馬ほしい、と言ったら「200ドルで売るよ」と言われました。
そりゃほしいけど空輸と日本で飼うのにかかるお金はその何倍かかるやら;
(96年のおはなしです)

 

 
ちょっと勇ましい顔つきの少年がいた。
彼もナーダムに出たことがあるのかな?

 
地平線に馬の影が見えてきて、歓声が上がる。
一応双眼鏡借りて見てみるとケシツブのような影がスライドしている…^^;
モンゴル人の視力は4.0とか5.0っていう話w
こんな広い所で遠くを見続けてたらそんな視力になるんかな。
それも羨ましいw
ゴールに次々走り込んで来て 沸く 沸く!
戦いすんで 日が暮れて

 


 


きりり。 勇姿。
 


さあ 帰ろうか
 


お疲れ様〜
馬が汗びっしょり ほんとに疲労困憊だ。
 


上手く撮れなかったけど目が青くてゾクリとするいい顔をした馬がいました。
 


先生のご家族の中で出場した女の子!
 

 
通りすがりの少年。夕暮れの草原で絵になる一コマ。
彼らももう立派な大人の男に成長していることでしょうね。
 
近いうちに再び訪れてみようかと思います。 あの草原に またナーダムを観に。
かれらこそケンタウルスの住人に相応しいね。
描いてみよう。
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モンゴル2/1996

ゲルに泊まって2日目。
今日は先生のお宅訪問。もちろん馬に乗って行きます。
白ヤギがかわいい。ユキちゃ〜ん♬




馬の乳を搾るお母さん。馬乳酒をつくります。




乳搾りの間子馬達は集められて一列に繋がれてました。
あったかくてウトウト…ねむ…







となりの馬の首に頭をのっけて楽してる子がいましたw





こっちもウトウト…




みんな集まって昼寝中…



どこからともなく子供達が集まって来た。


彼らにとって馬は自転車くらいの乗り物なんでしょうね。











親友とはいポーズ。ちょっとキメて俺達カッコイイ?
モンゴルの写真の中でお気に入りのスナップショット*
もう立派な大人になっているはず。


次はいよいよ国を挙げてのお祭りナーダムの様子です。




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モンゴル1/1996

はじめてモンゴルへ行ったのは1996年。
憧れの少年競馬ナーダムのお祭りに合わせて乗馬トレッキングツアーに参加しました。
当時は名古屋からは関空から行くしかなかったのですが、関空へのアクセスが
すごく大変で、早朝から出発してすごく時間がかかった記憶があります。
今はセントレアがあるのでググッと便利になったことでしょう。

ウランバートルから草原のど真ん中にある宿泊施設まで移動。
モンゴルの伝統的移動式住宅ゲルに泊まれるツアーでした。


モンゴルはチンギス・ハーンの血を受け継ぐ騎馬民族の国。
みな馬に乗れて当たり前。
生まれて歩き出すよりも早く馬に乗るといいます。

そんな風土に憧れる。


ここに観光客用の馬が集められて来ます。



現地の人はほとんどがみな普通に民族衣装でした。


私達の乗る馬のお世話をずっとしてくれた少年。


ラクダに乗らんかね〜〜と商売にやってきた親子。





見渡す限り360°緑の大草原。ところどころ点在するゲルから上がるケムリがアクセント。




集められた馬の中から自分で好みの馬を選べます。
モンゴルに来たら白い馬に乗ると決めていました。
そうです
スーホの白い馬^^


それぞれ馬に乗ってゲルから少し離れた所まで遠乗りに。
ツアーの中には初心者の人もいましたがほとんどぶっつけ本番でした。
でも馬がアジア人の体格に合っていて小さいので
高さにそんなに怖さはないのです。
1週間もする間にみんなほとんど乗れるようになっていました。
日本人の体に合うんですね。
昔の合戦なんかもみんなこの大きさの馬だったのでしょう。


私達のツアーを監督?してくれたお父さん。みんな「先生」と呼んでました。
モンゴル服に迷彩の帽子がオシャレ。

遠乗りの間に馬が一頭逃げてしまったとかで、
お客さんの乗ってた馬を「ちょっと貸してくれ」と
乗り換えてダッシュしていったことがありました。
一番足の速い馬だから、ということだそうで。
そのダッシュがまあ、ほんとにカッコいい。
モンゴルの民族服は袖が長く余っているのですが
馬に乗る時は袖を鞭がわりにして馬のお尻をたたき、
「チョーイ!」とかけ声します。

見てると血が騒ぎます。
自分はボテボテ走りだけど^^;



左が本田が乗ってた馬。
右が長野が乗ってた馬。
同じ白い馬だけど左はキビキビ若いかんじで、
右はのそのそ君でしたw






青い空と緑の大地 どこまでも
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ネパール

初めての海外旅行はネパールでした。1994年11月のこと。
今 同じ空気を感じて、再アップ。
すべてはここから始まったのです。

ネパールに決めたのはちょっとした逸話?があって、最初はインドへ行こうと思っていたのですがその年ちょうどインドでペストが流行してしまい、自粛ということで近場のネパールにしたのでした。(インドへは今でも行けていません。行きたいな)

関空から出発するのに朝が早くて、時間がかかって大変でした。
今だったらセントレアでGOだねw

タイを経由してカトマンズへ。
飛行機はタイ航空でしたが機内食に慣れなくてほとんど食べられませんでした;
緑色のよくわからないヌードルが…^^;

カトマンズ空港に到着して周りを見ると、山並みが日本と似てるなあ、と感じました。
故郷的風景といいますか…
ノスタルジーではなく、日本の田舎に来た様な、
しかし一歩外に出るとそこはやはり異国。



ツアーガイドのラジェンドラさんと合流。
空港から旅行会社の車に乗り込む時に少年がサッと荷物を運んでくれて、
ガイドさんに「チップあげて下さい」と言われたのですが両替したばかりで小銭が無く、大きめのお札をあげてしまった記憶があります。このてのお手伝いはネパールにいる間中至る所でありました。


して、一日目に行ったのは
スワヤンブナート寺院 有名な通称「目玉寺」です。




生け贄用の山羊が繋がれていたり、
お猿がそこかしこにいたり、野良犬がいたり、動物が自然にウヨウヨ?していました。
今年の大河ドラマ「清盛」も、人のいる所あちこちに動物がおりますが、
味のある、古来、本来から続いている光景なんだと思います。
これが衛生意識が強くなると消えてしまいそう。
それも寂しそう。

この日のホテルでの思い出は、本田が食事が何も食べられなくてレストランでウェイターさんに「彼女は具合がよくなくて、食べられないんです」みたいな事をカタコトで伝えたら、何も頼んでいないのにフルーツの盛り合わせを大きなお皿に盛って来てくれた事です。
なんて優しいんだ〜〜〜と感激して「ダンニャバード」(ネパール語でありがとう)を連発しました^^。



カトマンズ観光ののち、飛行機でポカラへ。
山地トレッキングなどの観光地として有名な所です。
風光明媚な自然が素敵で、排気ガスがひどいカトマンズから来るとすごく空気がきれい。

翌日、朝日を見に屋上へ。
観光客が何人もいましたが、この時日本人は私達だけでした。
白人系のご夫婦にカメラのシャッターお願いしたり。お願いされたり。

ヒマラヤの峰々がピンク色に染まって行きます。



ポカラの街を歩いていると、これまたあちこちに動物が…。
ほんとに素朴でのどかな農村の風景。



山脈がよく見える丘のような所に上ってたら子ども達が寄って来たので、
持っていたカリカリ梅干しをあげたら吐き出してたw
「ミトチャ?」(おいしい?)と聞いたら
「ミトチャイナ」(まずっ)と言ってたwスマンw

お小遣いをかせげる場面はないかなあと思って来たけど、この時はそういうものは何も無く。でも別に決してガツガツしているわけではなく、逞しいというだけで、素直で元気な子ども達です。
ぴいーす。

おみやげを売りに来た人がお店を広げ始めました。
値切り交渉中v



ここにも大きな犬が…お昼寝中。




馬やロバが繋がれているお宅。



農作業や交通手段でまだまだ現役でした。
2012年の今はどうなっているでしょう。





川のほとりにカシミヤになるヤギが放牧されてました。
そして白い馬。




「スーホの白い馬」に出て来るような…





きれいな白い馬でした。






ポカラのホテルではこんな幻獣?さんがお出迎えw
ユーモラスというかww大らかというかw

ポカラから戻って来て、バクタプールへ。
キアヌ・リーブスがシッダルタ王子を演じた映画「リトル・ブッダ」のロケ地です。


94年当時は「ルウ・ガル」を連載中で、その流れで訪れたネパール。
最も多いのはヒンズー教徒ですが、仏教徒も多く、曼荼羅を売るお店が目立ったり
両方がいいムードで混ざり合っていました。
街の中では「お祭り」と称して小さい儀式が毎日行われていたり、
神様の像はお供え物で極彩色に彩られ、
建物の至る所に味濃い装飾が施されていて、動物モチーフのものが沢山。
どこを見ても目に楽しくて、街全体が曼荼羅のよう。

そういえば、生き神『クマリ』様を見かける事も出来ましたっけ。
建物の最上階あたりの窓から赤い服に身を包んだ少女が外を覗いていて
ラジェンドラさんが「あの子がクマリですよ」と教えてくれました。
そんなに大層さはなく、ごく普通にサラリと見かけてしまった感じでした。

裏路地では人と動物とお店と食事を調理する煙などなどが雑多に同居。
お母さん達は路地で火を使うのが普通で、燃料は炭。
「ネパールの人はガスよりも自然の炭を使う方が、料理が美味しいと思ってるんです」

刺激と癒しの国ネパール。

帰国後に描いた「ガル」がネパール色になりましたw

ガル、ギオ、リオが試験に合格して棒持ちになり、
魔獣使いの聖地がヴェルドに襲われ、ルウ・ガルゥがジルフからガルに代替わりをする。


旅行が反影された部分は単行本には未収録なのですが、この後の「ガル」はムードというか、色味がとても濃くなっていきました。
いつかお披露目したいです…。


話を戻して、旅行の続きを。
最終日はヒマラヤ遊覧飛行です!


中央がチョモランマ
マンパルシャー!

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